冷え性対策

こんにちは!芝浦治療院 須藤です。

10月も後半になり、だいぶ朝晩は冷え込むようになってきましたね。

この時期から気になり出してくるのが「冷え性」です。
適切に対処せず我慢していると、さまざまな症状や病気を引き起こすことがあります。
冬に向けて衣食住を中心に生活習慣を改善し、冷え性を予防していきましょう。

☆手足の冷えやむくみの原因
冷え性は、「入浴後すぐに手足が冷える」「手足が冷えて眠れない」「体が温まりにくい」などの症状があり、女性に多いのが特徴です。
むくみ、腹痛、頭痛、生理不順、抑うつ感など、さまざまな体や精神面のトラブルを伴うこともあり、切実な問題となってきます。

冷え性が女性に多い理由としては、一般に女性のほうが男性より筋肉量が少ないことや月経・出産・閉経などに伴ってホルモンのバランスが崩れやすいことなどがあげられます。

また、冷える原因として、「体質・体格」「自律神経の働きの乱れ」「女性ホルモンの変動」「生活習慣」などが考えられ、生活習慣では衣食住が冷え性の原因となる場合が多いとされています。

☆冷え性を改善するには

・栄養バランスの良い食事
体の体温調整のメカニズムを良好に維持するために、栄養バランスの良い食事が必要になります。

例えば野菜や果物は葉・茎・皮など丸ごと食べると、その食材がもつ栄養素を無駄なくとれるため、根菜類などは特に体を温める効果が高いとされています。
冷たい食品や飲料を大量にとると、内臓が冷やされ一時的に胃腸障害が起きることがありますので気を付けましょう。

・タンパク質を十分にとる
食事で摂取したエネルギーのおよそ8割は熱になりますが、食事の量が少ない場合や、胃腸が虚弱で栄養吸収が悪い場合は、熱産生が不足して体温が低下しやすくなります。そのため、冷え性の治療では胃腸を整えることが大切です。
栄養素によりカロリーは異なりますが、熱として消費される量がもっとも多いのはタンパク質といわれています。
タンパク質は運動とは関係なく熱を産生しますが、炭水化物は肝臓や筋肉に蓄えられるため、筋肉を動かす事で熱を産生します。
女性は一般的に男性に比べ身体活動量が少ないので、タンパク質を十分にとることが冷え性に対策するために必要となります。

・生活に運動を取り入れて筋肉を鍛える
冷えの原因は「筋肉量が少なく、体の熱を多くつくることができない」「血流が悪いため熱をうまく運べない」ことによります。
体の熱の約6割は筋肉によってつくられるため、背中・お腹・お尻・太股などの大きな筋肉を鍛えると、冷え性を改善しやすくなります。

運動を続けると、体の代謝が向上し、自立神経バランスが整えられ、筋肉のこりを解消する効果も得られます。歩幅を拡げて歩くウォーキングを1日30分、毎日行うと足腰の筋力を強化でき、下肢の静脈の流れを改善できるため冷え性には効果的です。

・アルコールを飲み過ぎない
アルコールには体を温めると思われがちですが、アルコールを分解する過程で血管を拡張させるため、皮膚から熱が大量に放散されてしまいます。お酒を飲み過ぎると体温が低下しやすくなるので、飲み過ぎに注意しましょう。

体を温める習慣は風邪予防にも効果的です。鍼灸や全身調整にて胃腸の調子を整えたり、自律神経を整えてこれからの季節に備えていきましょう!

 

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