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頭・目・顔の症状
脱毛症
毛髪が何らかの原因で抜け落ち、数が減ったり細く短くなったりする現象を広く脱毛と呼んでいます。頭髪に限らず、眉毛やひげ、体毛等の脱落も含みます。
一口に言っても頭部全体に脱毛が起きる全頭脱毛症や、主に後頭部から側頭部にかけて広範囲に起きる蛇行状脱毛症など様々です。鍼灸で適応となるのは円形脱毛症と呼ばれるもので、頭髪部に境界線が明瞭な2~3cmの円形ないし楕円形の脱毛斑が生じます。一箇所に生じる場合(単発性脱毛症)と複数に箇所に生じる場合(多発性脱毛症)があります。
通常は、自覚症状はありませんが、中にはかゆみ、知覚異常が出る時もあります。原因としては自律神経の失調、内分泌障害、精神的ストレス、アレルギー等が挙げられます。
原因
円形脱毛症の原因として最近では、自分の体の一部を異物として攻撃してしまう「自己免疫疾患」であると考えられています。
その他、精神的ストレス、アトピー素因、遺伝的要素、内分泌障害なども原因の一つと考えられています。
治療方針
髪は元気の源とされる「腎」と関係が深いとされるだけでなく、血の余り「血余」とも呼ばれることから血流とも深い関わりがあります。
原因である身体的な疲労・ストレスを取り除き、交感・副交感の自律神経バランスをとるための全身治療をベースに、局所治療としては脱毛部分に鍼で刺激を与えて患部の血流増加を図る施術を加えていきます。
体力低下や足腰のだるさが見られる時は体力アップとして「補腎」の治療を基本に行います。
症状は精神的ストレスが強く見られる時は頸肩のこりが頭部の血液循環を阻害し、症状を悪化させ治癒を妨げている場合が多いため肩背部の筋緊張緩和を考慮した治療を加えていきます。
局所的な治療としてはローラー鍼を用いて頭皮に適度な刺激を与えることで、血流循環やリンパの流れを良くしむくみも解消され頭皮に栄養を送り込むことで健康な毛根を作るのに役立ちます。
灸も効果的になります。頭皮にすえる灸は糸状灸と呼ばれる糸のように細く小さなものを使用するためやけどの心配はなく熱さを感じるのも一瞬です。