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内臓の症状
動脈硬化
動脈硬化とは、血管にコレステロールなどがたまり、狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)が起こる状態を言います。動脈硬化は糖尿病や高血圧、高脂血症と言った、いわゆる生活習慣病があると更に起こりやすくなります。
動脈硬化が起こると、その血管の先の臓器に障害が起こります。例えば、心臓の栄養血管である冠動脈に動脈硬化が起これば「狭心症」や「心筋梗塞」、脳の栄養の頸動脈や脳動脈に動脈硬化が起これば「脳梗塞」、足の血管に動脈硬化が起これば「閉塞性動脈硬化症」といった病気の原因となります。
運動治療
主に「歩く」ことをお勧めします。1回30分程度、慣れてくれば1日2回毎日行うのが理想です。
太い血管が狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)を起こすと血液の流れが悪くなり、歩行時に筋肉(ふくらはぎが多い)が痛くなることもありますが、無理のない距離と早さで「歩く」ことで周囲の細い血管が発達し、血液の流れが改善するので、だんだんと長い距離を歩くことができるようになります。寒い日は屋外で行わず、屋内で行うとよいです。
治療方針
動脈硬化の進行を阻止するために、自律神経系の全体的なバランスを整えるように全身のツボを治療します。またそれぞれの動脈硬化を呈した臓器に対する各症状に応じた治療を行います。
- 冠動脈硬化による症状
- 狭心症、心筋梗塞など発作の予防を目的に少海、げき門、内関、陰げき、心兪、神堂。専門医の治療と併用して行います。
- 脳動脈硬化による症状
- 脳軟化、脳出血など麻痺筋の機能、血液循環の改善、筋緊張緩和を目的に各部位を治療。中枢神経への刺激に上星、百会、後頂、完骨。全身に中風七穴(百会、曲鬢、肩井、曲池、風市、足三里、間使、絶骨、大椎)。
- 腎動脈硬化による症状
- 蛋白尿、浮腫、頻尿など各症状に対して、湧泉、水分、水道、水泉、中極、腎兪、陰谷。