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内臓の症状
便秘
世間でよく言われる健康訓に「快食・快眠・快便」とあるように、排便は体にとって食事と同様に非常に重要な要素です。
通常、健康な人(一日三度の食事を摂っている人)では一日一回排便があることが正常とされます。
東洋医学では、体質を虚証と実証の二つに大きく分けています。まず、虚証体質の人の場合ですが、便秘という面から見ていくと、全身の気の巡りが弱く、排便を促進させる力が弱くなるわけです。
この場合の養生法としては、気を補うとされる食品(例えば百合根、山薬など)を日常的な食生活で摂取したり、また、体力をつけるために牛乳や肉類、魚介類を十分摂取したりすること。そして腸の働きを活発にさせるために食物繊維を欠かさないことが大切です。
実証の人の場合は比較的体力があり食欲旺盛ですが、多汗質な点が特徴です。そのため水分の摂取量も多くしなければ、大腸内での水分量が不足して、燥の症状が現れ、排便困難を引き起こします。尚、いずれの体質であっても腹筋力強化としての運動療法は必要ですので起床時と就寝時の腹筋運動は習慣にしてください。同時に熱いお茶を多めに飲むことで水分を十分補給することも大切です。
便秘に効くツボ
慢性の便秘であきらめてしまっている方もおられますが、毎日の快便は健康の基本です。こうした常習性の便秘に特効性のあるツボを紹介します。
- 天枢(てんすう)
- 天枢はおへそから左右に各約6センチのところに位置しています。大腸、小腸疾患には不可欠の主要穴です。
- 大巨(だいこ)
- このツボは「天枢」穴の下方に約6センチのところ。古来から便秘には不可欠とされる有名穴です。
腹部指圧のコツは、最初は弱く、次第に強く刺激を与えることです。骨盤に歪みがあると、骨盤内の血行にも影響が生じ、腸の活動が低下することもあります。当院では骨盤を調整し、皆様の健康のお手伝いを致します。お気軽にご相談ください。