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内臓の症状

甲状腺

鍼灸は西洋医学的治療との併用により、甲状腺機能のバランスを安全かつ有効に調整します。
甲状腺は、甲状軟骨(のどぼとけ)に下から取り囲むように取り付いていて、おもに(新陳代謝)をコントロールしており、蛋白質代謝、糖代謝、脂質代謝などの物質代謝に必要なホルモン(サイロキシンやトリヨードサイロニンなど)を分泌しています。このホルモンは血中濃度が常に一定濃度になるように、脳内の視床下部や下垂体によって調節されていて、この調節系が何らかの原因で機能しなくなった状態を(甲状腺機能障害)といいます。

甲状腺機能障害には、機能亢進症と機能低下症があり、機能亢進症は、甲状腺におけるホルモンの合成と分泌が増加し血中甲状腺ホルモンが増える事によって動悸、頻脈、発汗亢進、暑がり、微熱、体重減少、便通過多、気分の変調など起こす疾患です。機能亢進症は(バセドウ病)によるものが圧倒的に多く、この疾患は自己免疫性甲状腺疾患のひとつで、甲状腺刺激ホルモン受容体を刺激する(自己抗体)が関与しているものと考えられています。

機能低下症は、甲状腺ホルモンの合成、分泌が低下し、血液中の甲状腺ホルモン濃度が減少して、ホルモンが組織に作用しなくなった結果、全身倦怠感、耐寒性低下、皮膚の乾燥、便秘、浮腫などを起こす疾患です。原因は甲状腺組織自体の病変による(原発性)と、視床下部、下垂体に原因のある(二次性)に分類されますが、慢性甲状腺炎である(橋本病)といった(原発性)のものが多くなっているようです。

甲状腺自体の切除手術を受けられる方も少なくありませんが、この場合、その手術後に体重が増加する方が多いのが特徴です。(新陳代謝の調節が働かなくなる可能性が高い)その為に甲状腺の術後は食事内容等の改善が必要となり、なかなか体調をコントロールしにくい事が多いようです。鍼灸では全身調整を行いつつ、甲状腺に対しての諸症状にアプローチする事が可能です。

東洋医学では、甲状腺は腎と密接な関係があります。東洋医学でいう腎とは、いわゆる腎臓の泌尿系機能の他に、ホルモンの働きを担う内分泌系や生殖器系機能も含みます。視床下部、下垂体、副腎、性腺、甲状腺、松果体、上皮小体などの働きを機能調整するのが腎なので、甲状腺も腎によってコントロールされているわけです。鍼灸治療では腎に関係する経絡経穴を中心に使用し、甲状腺の機能を遠隔的にコントロールしていきます。

鍼灸での症状のアプローチ

治療でも使う、経穴(つぼ)の一部です、指圧でも効果があります。

動悸、頻脈

少海(しょうかい)
部位 : 肘を半ば曲げるときにできる肘の横紋の内端、骨の少し手前にある。
内関(ないかん)
部位 : 掌側の手首から約3横指中枢側で、2本の太い腱の間に取穴します。

倦怠感、気分の変調

腎兪(じんゆ) 
部位 : 背部で、第12胸椎、第1腰椎棘突起間の外側、約1横指半にある。
神門(しんもん)
部位 : 手首の横紋の内端を小指側へなぞっていき骨に当たる前のくぼみに取穴します。

人体の自己治癒能力を最大限に引き出し、効果を発揮させる事で、症状による生活の質の低下を防ぎ、役立てもらえるのが鍼灸の強みです。副作用のリスクを恐れる事なく、健康を保つことが可能です。 症状でお悩みの方は、一度ご相談ください。

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